気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。
きっと公式様とは関係ないです。
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「白く濁ってる」 不意に赤木が市川の黒いサングラスを取って言った。 「俺の髪の色に似てる」 「そうなのか」 市川が言うと赤木は素直にあぁと答えた。 「でも俺の目は黒い」 「だか儂の目は見えない」 くすくすと赤木は笑った。 「無茶したから、でしょ?市川さんにもそんな時期があったんだね、想像もつかな い」
「まあお前よりはマシな餓鬼だったがな」
「酷いな、市川さん」
そうっと赤木は市川の頬に掌をあてた。うっとりした目で。 「あんた、実は見えてるとか言わないよね?」
「さあ、どうだろうね」
「本当に厭なじじいだね」
くすくすとふたりで笑う。
「だって、あんた本当に見えてるみたいに触るんだもの」
赤木は市川の頬にあてた掌を目尻にまで上げ、そこを軽く撫でると
そろりそろりと顔を近付け、ぬるりと市川の右の眼球を舐める。
「ひとの味がしないね、義眼?」
「ああ、そうさ。暴発してこんなに綺麗に残るわけないだろう?」
「ふぅん。誤魔化してるんだ」
「まあな」
「誤魔化すのは、嫌い」
そう言うと赤木はするりと市川のそばから離れ、
冷たい風の流れる縁側に座って暫く何も話さなかった。
***
とりあえずここまで。予想以上に赤木さんが電波になってしまった。
反省・・・。
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