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気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。 きっと公式様とは関係ないです。
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01左之助

02斎藤

03狼とヒヨッコ

04柄にもなく

05阿呆が

06過去

07蕎麦

08煙草

09目線

10誘惑

11抵抗

12背中

13正義

14優しい声

15掌

16喧嘩

17傷

18サラシ

19大嫌い

20大好き





地道にがんばる。(笑)20ぐらいがんばろうぜ!!



配布サイト→http://44.xmbs.jp/hotori/

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「ライドウ」
ぽつりと名前を呼ばれたライドウは今まで資料を整理していた手を止めて、呼んだ張本人の鳴海を見た。
「何ですか?」
ライドウが珈琲か何か用意をしてほしいのかと思いを巡らせていると、鳴海は静かに所長用の椅子から立ち上がり、ライドウに歩み寄った。
「痛くないの?」
鳴海はじぃっとライドウの目を見て言った。
はて、痛いとは何であろうかとライドウは考え、今は痛くないと答えると鳴海はがしがしと頭を掻いた。
「だ・か・ら!今のところ生きてて辛いことはないのって!」
「・・・特には・・・」
「本当に?」
「えぇ」
ライドウがそう言うと、鳴海は急にライドウを抱きしめた。顔は彼の肩に押し付けている。
「な、るみさん?」
まるで子どもが悪夢を見て泣き出す五秒前だと抱き付かれたライドウは思った。
「ライドウは、」
「?」
何だろうとライドウは鳴海の顔を見ようとしたが何も見えないのは当たり前のことであったが、微かに鳴海の腕が震えていることは見受けられた。
「まだ、学生だから。甘えていいんだよ?どうしてそんな、自分を押し殺してるような顔をするの?」
「押し殺してなんか、いません」
「でもたまに甘えてくれなきゃこっちが困るよ」
「いえ、一回甘えたら落ちていきそうなので」
不意に鳴海は顔を上げ、子どもらしくないと苦笑した。子どもらしいのはむしろ鳴海さんだとライドウは思っていたが。

「もう今日は奢りで富士子パーラーに連れてく!!何がなんでも!!」

***
ちょっと鳴海さんは心配だった模様。こわいんだよ、きっと。パーラーは照れ隠し。

「ねぇ、ライドウちゃん」
ちょうど、午後二時をまわったころ不意に鳴海は自分の机に頬杖をつきながら、目の前で来客用のテーブルを雑巾で拭いている少年に声をかけた。
「何ですか、鳴海さん」
「もう、先生と呼べと何回言えばわかるんだ?まあ、いいや。こっちにおいで」
鳴海は妖艶に笑い、頬杖をしながら手招く。憎いことに、後ろの窓から昼間独特の光が差し込み、それが鳴海を一層色っぽく魅せた。
ライドウは胸が高鳴るのを無理矢理押さえ付け、娼婦の如く笑う、いや、娼婦よりもタチが悪いやも知れぬ、そんな上司にいつものように近付く。
「きれいな顔」
ライドウが近付くやいなや鳴海はそんなことを言ってライドウの磁器のように白い頬に手を添えた。

***
・・・恥ずかしいな!!!!いやしかしライドウの肌は白すぎだと思うんだよね(笑)

↓ゴウトを抱っこしておねんねする鳴海ちゃん

「くぁー、眠いなあ・・・」

『・・・』

午後3時。ライドウが夕餉の買い物に行って数分経ったあと、鳴海探偵社所長はよく日の当たる机に突っ伏し、ライドウの目付け役は同じ机の隅に丸くなっていた。

「ゴウトって暖かそうだよね」

「にゃー『貴様は俺をなんだと思って・・・』」

ゴウトが鳴海の言葉に苛立っていると、不意に鳴海がえいとやる気のない声を出して見事に油断していたゴウトを捕獲した。

「にゃにゃーー!!!!『降ろさぬかぁ!!!』」

「あれらー?ゴウトにゃん、最近帝都が平和過ぎて鈍った?」

くすくすと鳴海は笑い、ゴウトを抱えながら、ソファーに横になった。

「うーん。やっぱり温い」

ぎゅむっと鳴海はゴウトを抱きしめた。するすると瞼が落ちてくる。

1時間が経った。ライドウが今日の夕餉の材料を持って鳴海探偵社のドアを開けるとソファーで子どものように眠る鳴海とその鳴海に抱きしめられているゴウトを見て、少しびっくりした。

(・・・ゴウトと鳴海さんは仲が悪いと思っていた・・・)

ライドウはとりあえず荷物を置いて、奥からブランケットを出してひとりと一匹にやさしくかけて夕餉の支度に取り掛かった。

ただの鳴海探偵社の中身を書きたかったんですよ。この時代にブランケットなんてあるのか?膝かけ?

 

そう思ったのがつい昨日のことで、今僕は彼の大好きなお店に売っている大好きなガトーショコラと僕の好きなシュークリームの入った箱を下げて彼の家の門前に立っている。

意を決して、一歩進む。あと数歩でインターホンだ。あぁ、心臓がいつもよりはやく、力強く脈打っている。

***

僕はなんとかインターホンを押すことに成功し、中に入ることができた。彼のお母さんに彼の居場所を問うと自室にこもりっきりだそうだ。彼のお母さんは僕の問いに笑顔で答えてくれたようだが、僕にはその顔がやつれてみえた。

***

トントンとノックをすれば返ってきたのは誰なのという彼の少し震えた声だった。

「透だよ。ガトーショコラ持ってきたから一緒に食べない?」

「いらない」

「どうして?いつも僕が買ってくると大喜びで食べてたのに」

「もう嫌いなんだ」

僕は心が痛くなった。嫌いという対象はガトーショコラだろうか。

「僕、一緒にシュークリーム食べたいんだけど・・・」

ドアの向こうからは何も聞こえない。

「僕のこと嫌いになった?」

沈黙が耳に響いて痛い。

「僕は嫌いにならないよ。一樹(かずき)が嫌いになっても。でも今日は嫌みたいだから帰るね。ケーキは置いていくから」

最後の一言は涙のせいで震えてしまった。彼には届いただろうか。

・・・とりあえずここまで。予想外に長くなってしまった。(笑)すれ違いを書きたかったのかなんなのかよくわからない(笑)

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カンヅメコ
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女子高生。(しかも女学園)
趣味:
寝る、ゲーム、部屋を汚す。
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