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気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。 きっと公式様とは関係ないです。
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ライドウはソファに座り、自分で淹れた珈琲を一口飲んで、ほぅと微笑んだ。
鳴海はそんなライドウを見て昔を懐かしむように言った。
「本当、ライドウちゃんは笑うようになったねぇ」
「そう、ですか?」
「うん。前はさ、何にも興味がないって顔してて、こわかったんだよ」
くすりと鳴海は笑む。
「ねぇ、ゴウト。心配でたまらなかった」
鳴海の視線はライドウからゴウトへ。だが、ゴウトは知らぬと目をそむけた。
「だってさ、興味がないんだ。俺が邪魔したら絶対俺を殺すだろ。例え、自分が間違っていたとしても」
「・・・そんなこと言わないでください」
「うん、ごめんね。だから、いい子になったよ、ライドウは」

「ありがとうございます」

***
わお意味不明。
なんかライドウちゃんはいい子になったのっていう話を書きたかっただけ。

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「お花見だ」
鳴海の一言にライドウは首を傾げる。
「お花見だってば!今すぐに!丁度もうここらは咲いてるんじゃないの、桜」
「・・・お弁当できてませんけど・・・」
「じゃあ、饅頭とかケーキで!ライドウ好きでしょ?」
「えぇ・・・、でもそれはお花見というのでしょうか」
「大丈夫!ゴウトもおいで?」
『誰がそんな花見にいくか』


「わぁ、また豪華になっちゃったねぇ」
二人と一匹(ゴウトは鳴海が無理矢理抱えて連れてきた)の前には色とりどりの菓子が並んでいた。
「ほとんどは鳴海さんが選んだものです」
ライドウはさらっとそう言って桜餅を取り、食す。
「嘘。ライドウちゃんが半分ぐらい選んでるよ。可愛かったなぁ、目がキラキラしちゃってさ」
「まさか」
鳴海とライドウはお互いに見合って笑う。

『やってられん』
黒猫も大福を食む。

***
鳴海はあんまり計画はしない人だと思う。
突発に「○○に行こう!」みたいなこと言う。

↓おまけ。普通は駄目っぽいよね。
鳴「ねぇ、ゴウトが大福食べてるけど大丈夫なの?」
ラ「ゴウトの身体はあくまでも器ですから大丈夫です」
鳴「へぇー」

「・・・何してるんです?」
「何って、あやとりだよ」
見ててよと鳴海が謂うので、ライドウが見ているとすうっと鳴海の細い指が動き紐が形作られていく。
「ダイヤモンドにすべりだい・・・」
その歌の通りにダイヤモンドやらすべりだいやら亀やらが次々と鳴海の手の中で踊る。
「おしまい!どお?」
「懐かしいですね。幼いころ、よくやりました。とりあえず糸があればできますからね」
「じゃあ、とりあいっこっていうの?あれ、やろうよ」
「川から始まるのですか?いいですよ」
「負けたら、富士子パーラーのショートケーキを二つ、お持ち帰りで、ね!」



それから小一時間が経過した。
「ねぇ、イカサマ?」
「あやとりでイカサマなんてできません」
会話からわかるように鳴海は惨敗。今までずっとライドウに頼み込んで幾度も勝負をしている。が、十戦中十敗である。
「鳴海さん、富士子パーラーのショートケーキを・・・」
「うぅぅ・・・。俺最近ライドウに負けっぱなしな気がする・・・。じゃんけん、麻雀、トランプ、カルタ、最終的にはあやとりまで・・・」
「文句なしですよ。負けたんですから。・・・仕方ないですね、ショートケーキはお持ち帰りではなく向こうで食べましょう。面倒臭くないでしょう?」
「わぁー!ライドウ優しい!!」

***
結局デート。(笑)ダイヤモンドに・・・は私の父の得意技です。あとあやとりはあまり詳しくないので間違ってるかも・・・。川あたりが不安。あとこの時代にショートケーキなぞあるのか。

僕の身体は今日も血を浴びた。まるで人の血のような悪魔の血を。


「おかえり、ライドウちゃん」
椅子から立ち上がり、鳴海はライドウに近付く。
「今日も汚れたねぇ。報告書はあとでいいから先にお風呂行っておいで?」
「はい」
「ゴウトは俺が洗ってあげるよ」
にこにこと鳴海は笑いながらゴウトに視線を向けるが当人は馬鹿らしいと外に飛び出してしまった。
「ありゃ、逃げられちゃった。また今度だな。ほら、ライドウちゃんはぼーっと突っ立ってなくてお風呂に!」
「はい」
ライドウは抑揚なく無機質な返事をして備え付けの風呂場へ向かう。
「(今日は疲れてるのかな、ライドウちゃん)」
鳴海はライドウの背を見て思う。それから眉毛を八の字に曲げ、苦笑いをする。
もう少し、素直になってくれたらなぁ、と。

そうすれば、幸せな気持ちに少しはしてあげられるのに。

***
鳴海は気付くんです。大人だから。(一応)
ライドウはライドウで迷惑かけまいって隠してる。
すれ違いバンザーイ!

「赤い糸」
なんて、ないよねと鳴海が自嘲気味にいう。
「どうして、そう思われるのですか」
「どうしてだろう。ただ頭の中で響いてるんだ。その言葉だけ、エコーみたいに」
「それは逆にあると信じていいのではありませんか」
ライドウは静かにやさしく言うが、鳴海は首を振る。
「違う。嘲笑うみたいに言うんだ」
酷い話だと鳴海は言う。またこれも世の全てを否定したような悲しい顔をして。

「では、僕は何なのですか」

ライドウの凛とした声が響く。
鳴海はそんなライドウの発言に少し目を見開いた。
「・・・そうだね、ごめんねライドウちゃん」

***
ちょっと悲しめな鳴海。
たまに悲観しててもいいじゃないか。
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女子高生。(しかも女学園)
趣味:
寝る、ゲーム、部屋を汚す。
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