気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。
きっと公式様とは関係ないです。
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ある日、竜宮からの朝帰りでふらふらと我が探偵社の扉の前に立つと、歌が聞こえた。
はて、蓄音機の音だろうか。それにしては生々しいし、ピアノやヴァイオリンの音がない。ただ、歌が聞こえるだけである。
歌は童歌のようで、声は男のものであったがまだ少し高く、まるで少年のよう。もしや、これは──、
ライドウ?
思わず呟いてしまい、その途端、歌はぷつりと止まってしまった。
あぁ、しまった。これじゃあ入りにくい。でも、適当に流せばいいかもしれない。蓄音機つけてたの、とか。よし、それにしよう。名付けて蓄音機作戦!
そんなこんなで俺は部屋に入る。キィと小さな音を起てて扉が開く。少し、心臓が高鳴っている気がするけれど、そんなことは気にしない。
そんな面持ちな俺が見たのは、ソファーにちょこんと座って、微かに顔を赤くしているライドウだった。
「ただいまー。さっきまで蓄音機みたいな音してたけど、ライドウがつけたの?」
自然に会話を促してみると、それは違うといったような困惑した表情でライドウが顔をあげる。
「いいの、いいの。好きに使っていいよ、蓄音機」
俺がほとんど無理矢理にライドウを言いくるめてしまえば、ただライドウははいと学帽のつばを下げて申し訳なさそうにした。
「でも、綺麗な歌だったなぁ・・・」
俺がまた呟けば、また少しライドウの頬が赤くなった気がした。
***
鳴ライ。ライドウは声が綺麗そうだねって話。雷堂だったら演歌だね(笑)
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