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気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。 きっと公式様とは関係ないです。
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今日は、とりあえず散歩をすることになった。俺は下駄を、極卒は軍靴を鳴らし歩く。こんなの、ただの男色家にしか見えない。
「あ」
急によそを見ながら極卒が声をあげたので、何だろうかとそちらへ見遣れば、公園でブランコがきぃと小さな音をたてて、風に揺られていた。
「よろしい?」
極卒はいつものように紅で綺麗に縁取られた唇を綺麗に曲げて笑う。俺が小さく頷くとブランコに向かって駆けて行った。
「懐かしいですねえ」
ゆらりゆらりと揺れるブランコだが、その度にきぃきぃと音をたてた。まるでへたくそなヴァイオリンみたいに。
「そういえば幼いころは兄様が後ろを押してくださったのですよ」
また、だ。こいつの兄貴の自慢話。
こいつはきっと俺と兄貴を比べているんだろう。これを聞く度、そんなに兄貴が好きなら、兄貴と結婚でもしてろと思う。くそう、俺はお前のいったい何なんだ。頭を掻き毟りたくなる。
「また、そんな厭な顔をする」
とんと、今まで立ちこぎをしていた極卒はそのままブランコから飛び降りる。
「そんなにわたくしの兄様がお好きでない?」
「そりゃあ、そんなに自慢話されてちゃあな」
「まぁ、それはごめんなさい」
俺に近づいて極卒は細い腕を俺の首に巻きつける。顔が近い。
「でも、わたくしはあなたが、すき」
耳元で囁かれる。特にすきの部分を強くして。
俺はそういうのに流される俺が嫌いだ。

***
某サイトでブランコごっくんをみて。(そのサイトの絵がすっごくすき。リンクしたいぐらい)
やっぱりナカジも男の子だからごっくんに流されちゃう。魔性だな、ごっくん。
てかるるる聞いてたらこんな風に。こえええええ^^
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カンヅメコ
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女子高生。(しかも女学園)
趣味:
寝る、ゲーム、部屋を汚す。
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