気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。
きっと公式様とは関係ないです。
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「人はどうして弱いのでしょう」
そんなライドウの一言に、思わず書類を書いていた手(ライドウの脅迫により無理矢理書かされている手でもある)が止まってしまった。
「なぁーんで、そんなこと言うの?ライドウらしくないな」
ふわりと笑う。これをしてやれば、ほとんどの人間は落ち着くと自負しているぐらいのものを。けれど、ライドウはきゅっとさらに眉をひそめた。
「あなたのせい、なのに」
そんな、と思った。俺がいったい何を。
「僕は、どうしたらいいんです?あなたなら、知っているでしょう?」
ライドウの女のように白く細い手が俺の頬に触れる。それは氷のように恐ろしく冷たくて。
「胸の奥がきゅうきゅうして、動悸がとてもして、頬は病の如く赤面するのです」
「それは、」
俺はライドウの冷たい手に、あたたかくなるように自分の手を重ねる。
「俺に言うんじゃなくて、自分の胸の中にしまっておくか・・・、我慢出来なくなったら、友達に言いなさい」
何て、ずるい大人なんだと思った。こんな健気な子に、病の名も告げず。
どうして、俺なんかに惚れるんだ、ライドウ?
***
ベタな恋の病。
部活一本の女の子が男の子に惚れた途端弱くなるみたいなのと同じ。だから、ゴウトに怒られっぱなしなライドウ。かわいそう・・・。(お前がいうな
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