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気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。 きっと公式様とは関係ないです。
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戦場に広がるのは雄叫びと悲鳴。
飛び散るのはもちろん真赤な血。
雑魚を切り伏せればびちゃりと頬に生暖かい血を浴びた。気持ちが悪い。

―あぁ早く貴方の元へ。

まるでわたくしは悲劇のヒロイン。


「なんだ、血塗れじゃあないか」
「何を言っているのです?今日は作戦が―あ、一般には公開してないんでしたね」
ふふと、極卒は笑む。それから、ソファーに腰掛けているナカジに手を差し伸べ言った。
「踊りましょう?」
「まず、そのべっとりついた血を洗え」
「いやだ、と言ったら?」
「踊らないし、無理矢理風呂に入れる」
「やっぱりサディストですね」
極卒がにやりと笑むと、ナカジはふと鼻で笑った。
「ほら、はやく」
ぐっと極卒が手を引いてナカジを無理矢理立たせる。
「手をとって」
「おい。俺は踊れないぞ」
「あわせてくれればそれでいいですよ」
そう言うと極卒は有名なクラシック音楽を鼻歌で歌う。
その唄に合わせてくるり、くうるりといった効果音が似合うようにゆったりと踊る。
「何故、急に踊るなんて」
「何故って。魂を還すためかしら?」
「その血の主か」
「さぁ?そうかもしれません」
もう顔についた血はすっかり乾いていて、ただ生臭さが二人の鼻腔を突いた。

さあ、踊りましょう。全ての悲劇に。
何故ならわたくしは悲劇のヒロインなのだから。

***
意味不明。何だろう踊らせたかったんだ。ほろほろ。



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女子高生。(しかも女学園)
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