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気紛れに書いた二次創作駄文を放置。女性向け。 きっと公式様とは関係ないです。
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「鳴海さん、朝ですよ」
ライドウは鍋をおたまでカンカンと叩く。
「うー、うるさいよー。いいじゃんかさー、どうせ来るのはここをカフェーと間違えてるタヱちゃんだけだよー」
「でも、朝食はもう作ってしまいましたから、冷めないうちに食べないと・・・」
「作っちゃったの?うーん、どうしようかなあ」
未だに鳴海は布団のなかでもごもごしている。
「仕方がない。ライドウ、鳴海ごときに使うのはもったいないが、やってやれ」
「・・・いいのか、ゴウト?」
当たり前だとゴウトが言うのでライドウは仕方なく管を一本手にとる。いつものように、仲魔を召喚する。召喚したのは雪だるまのような愛らしいジャックフロスト。
「うー、ライドウまだ眠いホー」
「すまない。とにかくこの中に入ってくれ。お前じゃないと駄目なんだ」
「・・・!まかせるホ!!」
ライドウに任され、喜んだジャックフロストが入って行ったのはもちろん鳴海の布団の中。
「ライドウー、このなかで何すればいいホ?」
「鳴海さんが凍死しない程度にしてくれ」
「まかせるホーー!!!」
すると、一分もたたないうちに寒いと悲鳴をあげて鳴海が布団から転がり出てきた。生身の人間なのだから当然である。
「やっと出てきましたか」
「出てきましたかって!酷いよライドウ!まさかとは思ったけど、まさか悪魔使うとは!!」
「よくいう。」
ふんっとゴウトが鼻をならす。
「まだジャックフロストに凍死しない程度にって言いましたから。いい方ですよ」
ライドウはにやりと笑って、

「今度は覚悟しておいてくださいね」 

鳴海の部屋から去った。それだけであったが、鳴海を石化させるには充分であった。 


***
これからは泣く子もだまる鬼嫁十四代目葛葉ライドウと名乗るとよいでしょう的な。
しつけはお母さんゆずりですごそう(笑)
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職業:
女子高生。(しかも女学園)
趣味:
寝る、ゲーム、部屋を汚す。
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